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こんにちは　一級建築士の清水です。
今回は、平屋と2階建てのコストについてお話します。

結論から言いますと、同じ面積の場合は平屋のほうがコスト高となります。

その理由を下図に示します。図は、床面積100㎡の建物を比べています。平屋の場合と2階建ての場合の大きな違いは、屋根の面積と基礎の面積の違いです。平屋はそれぞれ100㎡であるのに対し、2階建ての場合は50㎡となります。2階建ての場合、1階と2階の間にある躯体部分が増えますが、屋根と基礎のコストと比べると、大きな違いはありません。

3階建ての場合はどうかというと、3階建て以上の建物の場合、構造強度や火災時の避難リスクから、法律で定められている設備・設計基準が大きく変わってくる為、一概に面積だけのコストでは評価できません。場合によっては同じ面積の平屋建てよりコスト高となります。平屋と2階建ての選択は検討する価値があると思いますが、敷地や周りの環境上やむを得ない場合以外は、3階建ての選択肢はないと思います。