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心身一如

2023.5.1

東洋療法の考え方のひとつに「心身一如」というものがあります。

これは、心と体はひとつであり、お互いに強く影響し合うという考え方です。

心の不調が身体の症状に影響したり、身体の症状が心の不調を招いたりします。

不調の原因には、内因・外因・不内外因があります。

内因とは、感情などの心から起因するもので、七情(怒・喜・思・悲・憂・驚・恐)が大きく関わってきます。

外因は、風・寒・暑・湿・燥・火という六つの気候(外部環境)から受けるもので、それぞれ風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪(熱邪)と呼ばれます。

不内外因は、暴飲暴食・ケガなどの外傷・注射などを指します。

病気になる原因の中で、圧倒的に多いのが、この内因(七情)になります。

その中でも、怒りの感情はとても強く、一瞬にしてエネルギーが爆発しますので、身体(特に肝)を痛めてしまいます。

また、日々イライラして、過ごすこともよくありません。

春の季節は、寒暖差や新しい環境からのストレスなどから、イライラや不安感、怒りの感情が出やすくなります。

また、外界の温度上昇に伴い、気血が上昇しますので、めまいや頭痛も起こりやすいです。

上がってしまった気血を下げ、下に溜まったままの水を動かすために、運動をしましょう。

オススメは、朝のテレビ体操(ラジオ体操)やウォーキングです。

そして、夜はストレッチなどで、緊張した身体をほぐし脱力しましょう。

また食養生では酸味のあるもの(柑橘類、酢の物、梅干しなど)を取り入れましょう。

まもなく立夏です。

みなさま、健やかにお過ごしください。

スタッフ小林(東洋療法士)

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