建築家と創る家 W様邸
- 1月9日
- 読了時間: 2分

9月末、まだ暑さの残る頃に始まったW様との家づくり。 季節は進み、現場は冬の澄んだ空気に包まれています。
今回のプロジェクトは、リニューアルした私たちのInstagramをご覧いただいたことが始まりでした。 画面越しに伝わる「木の質感」に共感していただき、土地探しからご一緒することとなりました。
この家には、大切な想いが込められています。 それは、新しいご家族の誕生に合わせた住まいであるということ。
これから始まるお子様との暮らし。 ハイハイをし、走り回り、健やかに育っていくその時間を、無垢の木や自然素材が優しく支えていく。そんな光景を想い描きながら、職人たちが手仕事を重ねていきます。

建築家と描く、暮らしの器
先日、建築家も交えたヒアリングを経て、ファーストプランのご提案を行いました。
テーブルに広げられたのは、「人が集まる場所」という願いを込めた設計図。 LDKと畳スペースを一体的に繋げることで、視線が抜け、どこにいても家族の気配を感じられる広がりを持たせました。
外観は、落ち着きのある「和」の意匠を。 周囲の風景に静かに馴染み、帰ってくる家族を優しく迎える佇まいを目指します。
図面の中で描かれた理想の暮らし。 それは、これから始まる工事によって、少しずつ現実の空間へと立ち上がっていきます。
ご家族の想いと、私たちの手仕事が重なり合う家づくり。 着工の日を、どうぞ楽しみにお待ちください。

冬の空気が澄み渡るなか、敷地の地盤調査を行いました。
見えない地面の性質を数値で読み解き、長く安心して暮らせる土台づくりの準備が整いました。
設計のお打ち合わせも節目を迎え、ご家族の暮らしを支える間取りがいよいよ確定いたしました。
ここからは、図面上の線を実際の心地よさへと変換していく作業です。外観の軒裏には、質感のある素材を採用することになりました。その素材が持つ陰影が、建物全体に静かな和の趣を与えてくれます。室内では、引き戸のレールをなくす「上吊り」の納まりを検討しています。床に溝がないことで、視覚的なノイズが消え、空間がひと続きに感じられるように。さらに、空間を引き締める濃紺のアクセントをひとつ添えて。
一つひとつの選択が、W様らしい家の輪郭を確かに描き出しています。